ヴィンテージスカーフ：ブルサ　こげ茶のバスクヤズマにスカイブルーと白の小花

オスマン帝国の最初の首都であった古都ブルサ。
古くから絹の隊商貿易で栄え、イーネオヤも多種多様のそうそうたるものが作られてきた歴史のある町。
現在もテキスタイル産業が有名です。

明るめのこげ茶のバスクヤズマに、スカイブルーと白のツートンの小花がよく映えます。
一見地味にも見えますが、3カラーのトーンがはっきりしていてキリっとした印象のスカーフです。
ナザールもありますよ。
艶のある糸は、一見絹糸に見えますが、どうやら当時の人工シルク糸で編まれているようです。
時代の変遷も解るスカーフです。

ヤズマは、バスクと言われるトルコ・トカット伝統の木版型押し染めの技法のもの。
１枚のヤズマを染めるために正確な技術と膨大な手間を必要としますので、ヤズマだけでも貴重な伝統工芸品です。

7枚目の画像のように染め斑と思われる小さなにじみがある以外は、大きなシミや傷みは無くおおむねコンディションは良好です。
普段使いにもコレクションピースとしてもお薦めいたします。


年代：1950〜1960年頃
糸：人工シルク糸
ヤズマ：生地/ガーゼ、染め/バスク(木版型押し染め）、大きさ/約70センチ四方


古いもののため、保管中のシミや汚れなどが付いている場合があります。
確認したものは記載しておりますが、見落としがあった場合はご容赦ください。
また、商品として製作されたものではない古いものであることをご了承ください。


画像はできるだけ実物に近い色合いのものを掲載しておりますが、
実際のものと色合いが異なる場合もございますことをご了承ください。